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ハーマン・メルヴィルの『モビーディック』

「彼がほかの抹香鯨から際だっている点は、並はずれて巨大ということよりも(中略)異常に雪白な皺頭を持ち、高く光った白瘤を持っていることだ。(中略)白昼に暗碧の波間をすべりながら、黄金色の閃光を交えた乳色の泡を銀河のように後に更いてゆくそのあざやかな光景を見るときには、だれしもその名がぴったりとしていると思ったであろう。」

---ハーマン・メルヴィル著『白鯨』(岩波文庫)より抜粋

アメリカの作家メルヴィルによる小説『白鯨』。三つの大洋を舞台にした、人間と自然力との闘争の物語は読むもののロマンをかき立て、“深知れぬ悪霊”のごとく登場する白鯨“モビーディック”は、果てしなく神秘的な力、原始的でかつ永遠の力を感じさせます。メルヴィルの死後30年を経た1956年、『白鯨』は映画化され、歴史に残る名作となりました。

おそらく、メルヴィルの精根をしぼり取って生れたに違いない怪物“モビーディック”に、果てしなく広がるイマジネーションの世界と可能性を重ね合わせ、社名といたしました。